「品詞問題は瞬殺できるようになったけど、複雑な文法問題で手が止まってしまう…」
「結局、知らない単語が出てきたら、勘に頼るしかない…」
前回の記事では、Part5の「品詞問題」を瞬殺するテクニックをご紹介しました。しかし、Part5で安定して高得点を取るには、残りの「語彙問題」や、より複雑な「文法問題」にもスピーディーに対応できる、盤石な基礎力が不可欠です。
Part5における「速さ」とは、単なるスピードではありません。それは、知識に裏打ちされた「判断の速さ」であり、「迷いのなさ」です。そしてその自信は、正しい方法でのトレーニングによってのみ培われます。
特訓法1:文型(SVOC)の高速マーキング
複雑な文法問題の多くは、文の基本構造(文型)を正確に把握できれば解けます。そこで効果的なのが、問題を解く際に主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)を瞬時に見抜き、マーキングする訓練です。
実践方法
問題集の英文を読むときに、S、V、O、Cに印をつけながら読む癖をつけます。例えば、"The manager considers the project successful." という文なら、"The manager(S) considers(V) the project(O) successful(C)." のように印をつけます。これを繰り返すことで、どんなに複雑な修飾語句がついても、文の「骨格」を瞬時に見抜く力が養われ、空所に入るべき要素(例えば、目的語が欠けているから名詞が入るなど)がわかるようになります。
特訓法2:チャンクリーディング&サイトトランスレーション
語彙問題や意味を考えないと解けない文法問題に対応するため、速読力と意味理解のスピードを上げる訓練です。
- チャンクリーディング:英文を単語ごとではなく、意味のかたまり(チャンク)ごとにスラッシュ(/)を入れて区切りながら読む方法です。
例: The new employee / who was hired last week / is proficient in three languages. - サイトトランスレーション:チャンクごとに区切った英文を、前から順番に日本語に訳していく方法です。
例:「新しい従業員は / 先週雇われた / 堪能です / 3つの言語に」
この2つを組み合わせることで、英語を英語の語順のまま理解する力が鍛えられ、返り読みの癖がなくなります。これにより、Part5だけでなく、Part6、7の読解スピードも劇的に向上します。
特訓法3:「コロケーション」での単語暗記
語彙問題で迷いをなくすには、単語を単体で覚えるのではなく、よく一緒に使われる単語の組み合わせ(コロケーション)で覚えることが非常に重要です。
実践方法
単語帳で新しい単語を覚える際、その単語だけでなく、例文の中でどのような単語と結びついているかに注目します。例えば、「attend(出席する)」という単語を覚えるなら、「attend a meeting(会議に出席する)」「attend a conference(会議に出席する)」のように、目的語とセットで音読して覚えます。
こうすることで、語彙問題の選択肢で "attend" と "join" で迷ったときに、「目的語が meeting だから attend の方が自然だな」と、より確信を持って正解を選べるようになります。
「わかる」知識から「使える」知識へ
TOEIC Part5で求められるのは、単なる知識の量ではありません。蓄えた知識を、いかに速く、正確に引き出し、問題解決に利用できるかという「運用能力」です。
今回紹介した3つの特訓法は、あなたの知識を「わかる」レベルから「瞬時に使える」レベルへと昇華させるためのものです。日々の学習にこれらのトレーニングを取り入れ、Part5を盤石な得点源にしましょう。
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